久しぶりの糸紡ぎ
puppeのくまたちの顔部分は、すべて手紡ぎ糸を使用しています。
手紡ぎ糸、というとなんだかとても手がかかっていそうですし特別感があるのですが、既製の糸の方が太さも均一だし、労力も少なくて済むし、編みやすいし、いや、むしろ既製糸の方がいいかもしれない(笑)
でもなんでしょう、いろんな不便があっても、やっぱり手触りが全然違うのです。
編んでいる途中でも心地いいふわふわ感。
あと、原毛を混ぜ合わせれば、自分の必要・好きな色で好きな太さの糸ができるということ。これがこつこつ手紡ぎした糸で編む最大の理由です。
ただ、よくある糸車で紡ぐのではなく、スピンドルというとてもシンプルな道具で紡ぐため、たくさんはできません。クマーチェフだったらせいぜい3人分くらい。
今日も、耳の部分だけあと少し…というところで無情にも糸が無くなってしまったので、中断して紡ぎました。考えてみたらちょっと久しぶりでした。
原毛をひっかけてするするする…と伸ばして撚りをかけていく途中の、「するするする」の部分がとても好き。糸になってくる過程はなんともいえないおもしろさなのです。
puppeのくまたちは模様編みのセーターを着ているので、顔以外は既製糸を使用しているのですが、昔は、いまのpuppeとはちょっとテイストが違うのだけど、全身手紡ぎ糸にこだわっていた時もあったのでした。またそういうキャラクターが出てきてくれたら、紡ぐ楽しさも加わっていいかな。
※以前編んだうさぎ。セーター部分の糸が足りなくなって、半そでになったんだった(笑)
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