お着物サーシャ(試作)

ここ3年くらい、ずっと考えていた子、「お着物サーシャ」。

いつものうさぎのサーシャがお着物を着ているっていうだけなんですけど、このお着物が難しい…!なにせ、和裁の知識などゼロ、お着物と自分のかかわりなんて七五三と成人式のみ。

でも、サーシャがお着物を着てたらかわいいだろうなぁと思ったんです。

そこで、大阪にいた時に梅田のユザワヤで正絹ハギレのセットとお人形用の簡単な着物の本を買って、ちょっと作ったところで転勤、出産、引越し、子育て…と、とてもじゃないけど1から知識を集めたいお着物に手を出すどころではなくなっていたのでした。


再開したのは昨年秋。まだ引越し準備中で、しかも怒涛のご注文がなかった時(笑)

できれば年末までに試作を仕上げたいと思っていたのですが、年明けしばらくしてからなんとか出来上がりました。

いつもは顔だけですが、せっかくお着物なので両手をつけました。

帯紐に困りましたが、2ミリ幅のヒモをなんとか自作しました…

20センチくらいで足りるはずなのに、1時間半もかかってしまった。けど、太さが合わない市販のヒモをなんとなく付けたりするよりずっとそれっぽくなって大満足。

この間、本作用にイイモノを仕入れてきたので、次からは大丈夫なはず!

苦労したのは帯でした。

この締め方は「ふくら雀」というそうですが、参考にした本の作り方だと全然ふっくらしなくて、食い入るように見ていたら、どうも書いてある工程以外にも作者の方がおこなっている何らかの工夫があるようなのが判明。2日試行錯誤したけどどうにもわからなかったので潔く諦めて、別の作り方を考えました。

試作で使っている生地は帯向きの生地では全然ない(と途中で気付いた)けど、試作なのでまぁいっか、ということで。

正面。

悩ましいのは、このサーシャがあんまりかわいくできなかったこと。

大きさが違うので新しく編み図を作ったのだけど…どこがわるいかは分かっているので、ちょっと変えます。

あとは、髪飾りをつける予定です。


今回、久しぶりに道の領域に踏み入れ、わからないことだらけでしたがすごく楽しかったです。これをぜひ活かして、ひなまつりまでにいろんな色の子を完成させたいと思っていますが、できるかな(笑)

2月半ばから自由が丘のアリヴェデパールさんへいくつか納品予定なので、その中に2人くらい送り込めるように頑張りたいところ。


サーシャ用の糸も紡いでスタンバイできているので、ちょっとまたちまちま頑張ります。